写真をカタチにするお手伝いをします

シニア起業事始#5(自分自身の”DX化)

シニア起業

退職してから転職サイトにもいくつか登録してみました。

で結果はというと、登録して待っているだけでは何の話も来ませんでした。50歳後半だとそんなに甘くはない。募集している内容も「DXを推進できる人材を求む」みたいなのが本当に多い。

DXを推進できる人材。。。どんな人材なんでしょうね?

DXって手段というか課題を実現するためのツールみたいなものだし、そもそも日本企業は平成の時代からずっとデジタル化に邁進していたはず。DXってバズワードにいいように騙されているんじゃないかとさえ思ってしまいます。

私は、今の時代のDXにマッチするのが一番難しいのが大企業なんじゃないか、という気がしています。

Twitter、facebook、instagram、youtube、LINE、TikTok、BASE、Shopify、Wordpress、zoom、Slack、eight、CAMPFIRE、Makuake、PayPay・・・

便利で効率的なクラウドサービスやプラットホームがたくさん登場していますが、これらを使いこなしている大企業ってどのくらいあるのでしょう。おそらく大企業であればあるほど、これらを使いこなすのは難しいはず。というのも大企業の場合、情報漏洩、セキュリティ、炎上、コンプライアンス、といった様々なリスクに対峙しなければなりません。慎重にならざるをを得ないしルールを作ったりカスタマイズが必要だったりもします。一度決めたことを頻繁に変えるわけにもいかない。

そうなると、大企業は自社のルールや文化にマッチしたオリジナルのDXを推進せざるを得なくなってきます。そして、多額の費用をかけてその企業にしか通用しないオリジナルが出来上がってしまう。今のDXブームはそんなことになりそうな気がしています。

結局のところ、上記のようなクラウドサービスやプラットホームで一番恩恵があるのは個人や中小企業なんじゃないでしょうか。個人や中小企業が、大企業に匹敵する、もしくはそれ以上の多種多様な武器を超格安で手にいれることができるようになった、それが今の時代のDX。起業する人にとって恵まれた環境が整ってきている気がします。

下記の動画「60歳からのお金と仕事の話 」で、ライフシフトジャパンの大野さんが「これからは自分自身の”DX化”が絶対必要」(41:40頃)とおっしゃっていたけれど、まさにこういうことなんじゃないかと思います。