写真整理#8(メディアの変遷)

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前回までのブログで写真の現代史を私なりの視点で振り返ってみました。

ここ20年の短期間に、フィルムの時代→デジカメの時代→スマホの時代、と技術の進歩に合わせて写真が変わってきました。

それに合わせて画像を記録するメディア(媒体)も大きく変化しました。

下の図はメディアの変遷をまとめてみたもの。

フィルム時代にはフィルムとプリントしかありませんでしたが、デジカメ時代には多様な記録メディアが生まれました。皆さん、全部知ってますでしょうか。フロッピーディスクとか、当時はほとんどの人が使っていたと思いますが、今の若い人たちは知らないと思います。もしフロッピーディスクがあったらいま開けますでしょうか。スマートメディア、メモリースティック、コンパクトフラッシュはどうでしょう。当時、多くのデジカメはこれらのメディアを使っていました。画像はパソコンに取り込んだと思いますが、その当時のパソコン、開くことができますでしょうか(そもそも家にありますでしょうか)。

「CD-Rは読める」という方が多いと思います。でもCDドライブが付いていないパソコンも増えていますし(macもそうですね)、スマホ時代にいつまでCD-Rが生き残れるか。ちなみにCD-Rはキラキラしていて半永久的に保存できる気分になりますが、せいぜい保存できるのは20年くらい、安いCD-Rは10年程度で劣化して読めなくなる可能性があります。

こう見てみると、あまり長生きしている記録メディアがありません。技術が進歩すると新しいメディアにどんどん置き換わっていくからです。企業も新しいものにどんどん進化させていくことでビジネスを回していきます。量が減ってきたメディアは大量生産出来なくなって終了せざるを得なくなっていきます。

スマホ時代の記録・保管する場所はクラウドです。このクラウドもいつまでもつのでしょう。歴史から言えることがあるとすれば、これも新しい技術の登場でなくなる可能性があるということです。

上の図を見てみると、この中で唯一長生きしているメディアがあります。
それが紙=プリントです。

スマホ時代になってバーチャル的なことが進んだがゆえに、アナログ的なものやリアルなことが改めて見直されている感じもします。では、なぜプリントはしぶとく生き残っているのか。プリントの価値って一体何なのか。次回はそのことについて書きたいと思います。